出産レポート  その2(出産)
  
陣痛が来た、と思った明け方の事でした。

とうとう来た。と思い、夫を揺り起こし、陣痛の合間に、入院の荷造りをしました。(荷造りをまだしていなかった)
子供も一緒に連れて行かなければ、どうにもならないので、とりあえず、起こして、途中のご飯代わりになるものなどを
詰め込み、病院に向かいました。

病院の夜間緊急窓口をたたき、入れてもらい、陣痛で脂汗をかきながら、分娩室に向かいました。
子供は分娩室に入ってはならぬ、とのお達しで、(事前に知っていましたがやっぱりだめだった。)
夫と子供は分娩室の外へ。

私は分娩台に乗り、陣痛測定機をつけてもらい、英語、ドイツ語まじりで状況を説明しました。

PDAを要望していたので、麻酔の約定(英語)を渡されました。専門用語ばりばりの英文を陣痛の真っ最中には読めぬ、
と夫を呼んでもらい、要約して説明してもらい、サインをしました。

1時間ほど経って、夜が明けてきたころ、助産婦さんは私に
「なぜあなたはここに来たの?」と英語でたずねました。

わたしは彼女の言っている意味がわからなくて(陣痛が来ているじゃないの。。と内心思いながら)
もう一度聞くと、やはり同じことを言う。

その助産婦さんいわく、
「あなたは陣痛は来ていないのよ。ほら。」と
測定機の結果の紙を見せてくれました。
え?え?どうして?こんなに痛いのに。。
と思いながらオロオロ。。

じゃあ、どうするのですか?と私が助産婦さんにたずねると、
あとでドクターと相談して、今後の検査や方針を決める。とりあえず、この分娩室から(入院する)部屋の方へ行く。
というのです。

ということで、赤ちゃんは産まれていないけれど入院する事になってしまいました。

子供と夫は取り残されたまま。(夫はこの日、会社を休んだ。子供も幼稚園を休んだ。)
とりあえず、ずっと病室で、うるさい子供連れのままでは行けないということで、ベビーシッターさんを頼んで来てもらい、
子供は自宅へつれて帰ってもらいました。

ドクターが来て、陣痛促進剤を目の前で飲まされて、それで様子を見る。(そのころ陣痛らしき、痛さはなくなっていました)
陣痛が来なかったら、明日、帝王切開。と言われました。

ところが、1時間、2時間経過。。陣痛はいっこうに訪れません。
結局、夫は夕方まで付き添いましたが、その日は出産ならず、でした。

翌日、帝王切開が控えているため、その日は何も飲まず食わず。
辛かったです。今日の朝、(陣痛で苦しいはずだったとき)何でもいいから、食べておけば良かった。と
すごく後悔しました。

入院2日目
朝、夫がまた会社を休み、私の帝王切開に備えてくれました。
子供は幼稚園へ、昼のピックアップはベビーシッターさんに依頼してありました。

朝の回診で、ドクターの意向が帝王切開は今日はしない。明日検査をして、それで決める。

なーんだ、今日も産まれないのか。と夫は会社を休んでしまってどうするんだ、と私を責めました(笑)




こういうやり取りが2,3日続きました。どうするのかはっきりしない、理由がさっぱりわからない。
という状態でした。

結局出産まで5日間入院して、夫はすべて会社を休みました。
子供は幼稚園に出かけましたが、昼からはべったりベビーシッターさんが付き添う生活でした。

そして入院5日目、夜中に陣痛促進剤を飲まされ、本格的な陣痛到来。

明け方も痛くてうんうん、苦しみました。

朝8時過ぎに分娩室に来るように呼ばれ、行きましたが、なかなか産まれません。
夫は朝から来て、付き添ってくれていましたが、あまりにも時間がかかるので、
昼ご飯をたべてくるわ、と出かけてしまいました。

昼前ぐらいに助産婦さんから赤ちゃんがもうほら、ここまで来ている。といわれ、
あなたの夫は?とたずねられました。
食事に出かけたというと、じゃあ、電話して呼ばないと。
ということで、電話番号を言うと、間違い電話を伝えてしまっていました。(笑)
じゃあ、私が、と書いて渡して、とりあえず、夫はつかまり、急いで戻ってきました。
その後、2分後ぐらいに産まれたので夫にとっては一番楽なお産の付き添いだったと思います。

お産の状態を詳しく説明すると、
もちろんPDAを要望したのですが、前回の出産時に出血多量になっていて(帝王切開)それが
なぜだかわからない。PDAは危険だ。ということで麻酔医から却下されてしまいました。
よって、麻酔なしの普通分娩。

陣痛ピーク、息をすってー、はいてー、はいプッシュプッシュ。。と何度も繰り返す。
赤ちゃんが出てきた。というところで、有無を言わさず、会陰を切開されてしまいました。
そして赤ちゃんが産まれました。
陣痛のほうが痛くて、あ、切られてしまった。ぐらいの認識で、切られて痛いという感覚はありませんでした。

産まれた後、赤ちゃんは血まみれのまま私が抱っこしていて、そのあとで会陰縫合をされました。
麻酔なしで、切開されたのですが、お願いだから、局部麻酔をして、縫合してください。とお願いして、
その要求は通りました。
会陰縫合をしている最中もなかなか出血が止まらなく、またほどいて血をふき取り縫合しなおすという
ことをしました。
医師いわく、PDAにしなくて良かった。とのことでした。血がとまりにくい体質らしいです。

赤ちゃんは一通り、検査をしたらしく、(よくその様子を見ていなかったので)そのあと、
くるまれてまた私の横に連れてこられました。
わたしはなにやらいろいろ助産婦さん、医師たちが、処置されてその後、別室で、2時間ほど、夫、新生児、私と
で、いたらしいのですが、親子水入らず、とロマンチックな状況だったにもかかわらず、なんと私は疲れていて、
眠ってしまいました。(だって、前夜は、陣痛で一睡もできなかった)
そして助産婦さんに起こされました。夫は家に帰ったとのこと。(薄情ものーー!)

そして移動ベッドのまま病室へ連れて行かれました。
赤ちゃんは知らない間に(!)新生児室に移動されていました。

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