出産レポート  その2(産後)
  

私は出産時にそうとう出血したらしく、極度の貧血でした。
よって、最初一人でトイレに行こうとしましたが、気がついたら、床に倒れていました。
(3人部屋だったがだれもそのときいなかったので、目がさめたら床に倒れている自分に気がついた)

貧血だったので、母乳もまるで出ない。
でもその産んだ夜半、いきなりたたき起こされ、はい、あなたのベビーよ。ミルクを(母乳)あげてね。と
赤ちゃんを連れてこられました。

えー?出ないよー。(本当に出なかった)なんどか試して、だめだったので、看護婦さんは赤ちゃんを
再度新生児室に連れ帰りました。

翌日から赤ちゃんが早速連れてこられ、はい、自分で世話しろ。といわれました。

まず、閉口したのは、ドイツのベビー服です。

日本のベビー服は、たいていが50cmから70cm、下が開いていて、筒状。

スナップなどでぱちぱちと留めればいいので、赤ちゃんが寝ている間にオムツ換えと言うことができます。

ところが、ドイツのベビー服はまず、肌着が、背中であわせる、(割ぽう着のように前からはおり、後ろで結ぶ形式)タイプのもので、これが下手をすると背中が丸出しになってしまうのです。

そして、上着が、かぶりものである。いわゆるトレーナーのようなもの。首が据わっていない生後数日の赤ちゃんにかぶりもだなんて。と思いました。私は子育ては初めてじゃないけれど、これは本当にどうしたらよいのだろう。と途方にくれて、おそるおそる、首が、がくがくしないように着せました。ここまでですごく疲れました。

もうひとつ、ズボン。足まですっぽりくるまれるオーバーオールのようなもの(ロンパース)で、これがまた窮屈で着せるのに一苦労。そして、全部着替えさせて、ほっとしたのもつかの間、どうやら、「大」をしたような気配。苦労して着せたものをまたぬがせてオムツ換えしなければならないのです。泣きそうになりました。

特に新生児は1日10回以上オムツ換えをします。ということはこんな洋服を着せていたのでは10回以上洋服をハイ脱がせてーー。ハイ着せてーをしなければならないのです。

産後自分の体もしんどいのに、このベビー服に苦労させられるとは思いもよらず、相当なストレスになりました。

日本のベビー服だったら、その点脱ぎ着させるのはとても楽なのです。オムツを換えるときもちょっとすそのほうをめくって、換えればいいので、洋服を全部脱がせてまた着せての必要は無いのです。

1日にして挫折。即座に夫に家から上の子が使った日本のベビー服一式を持ってくるように頼みました。病院の中では、うちの子だけ、自前の洋服を着ていました。

 

私が入院していた病院では妊婦のドリンクはハーブティーを飲むよう推進させられるみたいで、(自分でセルフサービスで用意できるようになっていた)私も一日中なにかしら、ハーブティーを飲んでいました。

カモミールやハイビスカスなどもあるので、色々あれこれ飲んでいたとき、助産婦さんから、

「あなたは母乳がちゃんと出ていないでしょ。母乳をだすためだったら、フェンケルティーよ、カモミールはあんまり母乳にはよくないの」と言われてしまいました。

言われるとおり、そのフェンケルティーを飲みました。おえーーっていう風味で、とても大量に飲めるようなものじゃないけれど、仕方が無いので、無理やり飲みました。

 

またその病院は「母乳推進」病院らしく、おいそれと粉ミルクをくれませんでした。

最初は赤ちゃんを手元で世話していても、自分の母乳はほんのちょっとしかでない。30分一生懸命あげても子供は疲れて寝てしまう。(でもおなかがすいているからすぐおきる)私の母乳はもう出ない。ということを繰り返し、ぜんぜん体重が増えずこれはまずい。と思いました。

新生児室に行き、粉ミルクが足りないからもらいたいと言っても、母乳を上げなさい。母乳が出なければ、前述のフェンケルティーを上げなさい。と言われてしまいました。私でもおえーーっとおもったフェンケルティーです。おそるおそる赤ちゃんにも飲ませましたが、案の定嫌がりました。

夫に本当に市販の粉ミルクと哺乳瓶を家から持ってきてもらおうかな。と思いはじめました。

そうしているとき、新生児の検診がありました。なんと、出産時より、体重が減っているから、危険であること。もう2日入院したほうがいい。と言われてしまいました。

私自身が貧血で出産をして、現在も鉄剤などを支給されているぐらい貧血で苦しんでいるので、母乳はたくさんでません、でも新生児室は粉ミルクをくれないのです。と医者に訴えました。「そう、わかったわ。私から新生児室のほうに言っておくから、大丈夫よ」という回答をもらい、部屋に戻るとその10分後にはボトルのミルクを10本ぐらい看護婦さんが持ってきてくれました。(暖めて使うタイプ)こういうことだったら、もっと早く医者に訴えたほうがよかった。と思いました。

退院する前に私自身の検診もありました。それでOKがでて、退院となりました。

 







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