ドイツ現地校 −メンバーレポート

学校生活全般 カルチャーショック
 
ドイツの学校は午前中で終わる。小学校だけでなくGymunasiumですら、午前中 が基本だ。さすがに、11年生以上にもなるとお昼過ぎに帰宅することは週に1、2回になるらしいが。

しかし,午前だけだからといって,いつも4時間しかないというわけではなかった。
小学校2年生からは1時間めが追加される。つまり授業数は午後にのびるのではなく早朝に追加されるのだった。(朝が苦手な私にはきつい)

1年生は朝の8時30分の2時間めから12時00分に終わる5時間めまでのカリキュラム,2年生以上には7時40分に始まる1時間目からが追加という具合に。
そして,2時間めから始まる子供たちは,1時間めの終業ベルが鳴るまでは校舎に入ることを禁止される。うるさいからだそうだ。Hofと呼ばれる学校の前,中庭,等で待たされる。真冬でも,雪でも・・・。
 
校庭を持っている学校が少ないので、日本の学校のように早く登校して何かをする,なんてことはなかなかできない。第一,教室のかぎを持っているクラス担任が,授業開始5分前にならないと出勤してこない。学校は授業をするところ,という割り切りがすごい。

そして3時間目終了で中休み,(Grossepause)。教室にはカギがかけられ,子供は外へと追い立てられる。
休み時間に読書をしたい,といったうちの子供は,何か問題を抱えていますか?
と教師から問い合わせが来てしまった・・・。
小さな中庭や玄関先で,子供たちはぎゅうぎゅうになってパン,お菓子,果物を食べ歩く。うーーーん、これだけはなれて欲しくない。

小学校入学テスト 個別テスト

 

テスト時子供(Q)は6才,ドイツ幼稚園通園暦7ヶ月,ドイツ語理解不能状態。
名詞が少しわかる程度。Qはかなりドイツ語習得が遅い子供です。
学校側の出席者,校長先生,テスト担当中年男性教諭(後に 教頭 のような人だとわかる),女性実習生(ただし30才ぐらい)。 

簡単な数の確認,これは何?によるドイツ語,認知の確認テストのあと,先生の指示でお絵かき。

第一関門のドイツ語によるテストで次々に知らない言葉で攻め立てられ,すっかり萎縮し,不安になりきったQ、テスト担当者との相性も悪かった。
きっちりしたタイプで,型どうりにどんどんテストを進めたい(らしく見えた)
担当者(イラチーと呼ぶ)は,Qの反応にどんどんいらだつ,いらだつ。Qが考える間もう少し待ってもよいだろうに,と思うほど次々に問いを出す。
極めつけは お絵かき。
Qは不器用で、ことにお絵かき系は大嫌いである。母から見ても絵だけなら3歳児レベルだと思う。これはかなりまずい・・・。

” 木を書きなさい。” という指示にQは何重もの丸を書く。
イラチーは怒りもあらわに 
”Baum!,これは何だ???” と叫ぶ。涙ぐむQ。

イラチーは不合格の相談をするべく校長のほうを向く。今まで随所でちょこちょことQに助け舟を出していた校長は,やさしくQを外に連れ出す。
気まずい沈黙。そして数分後,
”彼はちゃんと書いた”といいながら校長は女性の絵を差し出した。
そこには, おかあさん という平仮名と mama  という字があった。
母の目から見て,絵はかなり校長が手伝っている。

イラチーは驚いた。 ”彼は字が書けるのか?理解しているのか?”
    そう,絵が書けんでも,字が書けることはあるさ!
ドイツ語さえできたら言い放ってやりたかった。もちろん何もいえなかったけれど。

まあ,この認識の差(というか、お絵かき系が極端に苦手なQの特徴)は,
その後も数々の問題を引き起こした。
そして校長の一言でテストは合格,イラチーはものすごく不満そうだった。
ちなみにQの書いた何重もの丸は,木の切り株 とのことだった。

(知人のお子さんも,”家を書きなさい”に対しておもむろに花壇から書き
出しえらくしかられたそうだ。)


小学校 バイエルン州の場合

 

バイエルン州の場合、毎日8時始まりです。基本的には12時15分まで(5時間授業)で午前中授業・・といっても、うちは、2年生で1時までの6時間授業の日が週に2回はありますし、スポーツの授業と宗教の授業を受けるために姉の場合(4年生の時) 2時から午後の授業がありました。
午後4コマの授業がある日というと、授業終了は5時過ぎでした。

      1時間目8時〜8時45分
      2時間目8時45分〜9時30分
      パウゼ 15分
      3時間目9時45分〜10時30分
      4時間目10時30分〜11時15分
      パウゼ 15分
      5時間目11時30分〜12時15分
      6時間目12時15分〜1時

うちの子はドイツ語の補習授業があるので、その時とスポーツがある曜日は 2時まで授業があります。給食がないので気の毒になります。

パウゼもレーゲンパウゼ(天候の悪い時をいうとのこと)は 教室で過すこともできます。校長の『今日はレーゲンパウゼです』という放送があります。
雪の日。。日本ならお楽しみの雪投げ、うちの子の学校は禁止なんですよ。

ギムナジウムも基本的には毎日1時までです。

 

イエローカードもあります。集まれば退学ってやつです。

ゲルベカルテという呼び方のところと
子供の学校はアウスバイスと言ってます。3枚で退学なのだそうです。
ギムナジウムにもよく似たシステムがあります。
子供のクラスメートが先生から1枚手渡されました。ふざけて足でガラスを割り
逃げ去ったことに加え、翌日呼び出した先生にベーをしたそう。

午後の授業については、学校によりそうせざる終えない事情もあるようです。
うちの場合、体育館が1つしかない。プールの授業はバスで20分かかるところまで移動。
宗教別クラスを作る場合教室が足りない、それを教える先生が足りない。
(カトリック、エバンゲリッシュ、Ethik、イスラムに分かれます。)

 

 

2002年に12歳ではじめてドイツ(バイエルン州)に来て、現在レアルシューレに通うS子さんとお母様にお話を伺いました。

Q:お嬢さんの今までの教育環境をお教えください。

3歳6ヶ月  渡米
9ヶ月  プレスクールに入学
5歳     キンダーガーデン入学
6歳     1STグレード
11歳4ヶ月  5THグレードの途中 帰国
* 小学校の間は、日本語補習校(土曜のみ)通う。
11歳4ヶ月  日本にて 小学5年生に編入
12歳     私立中学に入学
        英語検定試験2級合格
        渡 欧
        ハウプトシューレ U5(外人クラス)に編入
  
 *現在、日本の学習は、漢字検定の本での学習、読書程度です。

Q:現地校を選んだ動機はなんですか?

本人の希望
本人曰く、ドイツに住んでいる限り、現地の言葉を覚えるチャンスだと言う事です。
もともと、英語では幼い時期から生活していたおかげで話すことに対しては、現地の方からも、本人を見ないで発音だけを聞いていると、現地の子供と変わりないと言われるほど、話すセンスはできていましたので、勉強はさておき、話せるようになると言う事には興味が、親も子供にもありました。


Q:実際ドイツにきて、今の学校に入るまでの経緯をお聞かせください。

まず、住んでいる家の最寄のハウプトシューレの校長先生に会いました。
事前に電話だけでの、アポイントメントです。
結果として、英語の能力は、話している間に理解してもらえましたがドイツ語は、全くの状態でしたので、WEST PARKにあるハウプトシューレにUのクラス(ドイツ語が話せない外国人クラス)があると紹介され、一番近いと言う事で編入手続きを取る事になりました。


Q;現在の学校での状況を教えてください。

年齢によって、U5またはU7に入るそうですが、娘の年齢では、U5、つまり、外人クラスの5年生となりました。1年間在籍できます。
テストなどの先生の評価により、次の年にU7、または7の普通のクラスに(この場合、最寄の学校に)変わるそうです。
現在のクラス
男子 13人
女子  5人
母国で分けると
ロシア      6人
トルコ       1
アルバニア    2
ベトナム     1
カナダ       1
ケニア       1
パキスタン    1
クロアチア    1 
日本       1
解らない     1


Q:ハウプトシュ-レの時間割はどうなっていますか?

月曜〜木曜   8:00〜1:05
金曜      9:50〜1:05

*学校に通い始めて、半年ほど経った頃から午後はクラスメイトのお宅にお邪魔したりもするようになりました。

Q:進学に関して今後の予定(あくまで予定です。)はどうですか?

日本では、高校二年を終えた時期に帰国予定です。あと4年ドイツで暮らす予定ですが、もと在籍した私立中学の校長のお話では高校の2年生の夏休みまでに、戻ってきてくれれば進路相談可能とのお話でした。
帰国子女枠での入学が確実なものであるかどうかは、現段階では、口約束のようなものですから、何年か先にもう一度、学校に尋ねる必要があります。


Q:現在学校についてどう感じていらっしゃいますか?

嬉しい事:知らない言葉の中で、各国から集まった子供たちと唯一、共通のドイツ語で一日を過ごし、登校する事。
 心 配 :クラスでは、年齢にばらつきがあり、娘が一番年上なので同い年のお友達が必要だと感じること。
S子さんより
新しい言葉を、覚えるのが楽しいです!
3ヶ国語が、喋れるようになる!と思うと、楽しくなってきます
私の担任の先生、そしてカナダから来た女の子が英語を話せるので、 英語ばかり喋ってしまうって言うところが多少問題です。
英語を使ってはいけない!そう思うのですが・・・つい話してしまいます。
教科によっては楽とまでは、言えませんが、私はU5にいるので、算数が、もう習ってあるものばかりなので、簡単です。けれども、算数もドイツ語を使うので、簡単なのは、計算だけです。

Q:その他思うことがあればお話ください。

日本人の方は、ギムナジウムの例しか耳にしていなくてだから、うちのようなパターンは珍しがられるんじゃないかな?って思います。それらはほとんど、現地に長く住んでいて、そのまま、ギムナジウムに通うお子さんのパターン。もしくは、片親がドイツ人であるため、ドイツ語が話す機会が多かったお子さんのパターンですね。
 きっと、うちのような両親が日本人で、両親共にドイツ語ができないドイツで暮らした事のない、あるていど大きい子供が現地の学校に通う事は今までめったになかった事だろうと思います。
 
 うちのような子供が、いきなり、ギムナジウムの存在を知っていても現地の子供でさえ難しいとされる学校は、無理だと考えて最寄の学校に相談にいきました。
理由として・・・・・
アメリカにも、ELDと言う、外国から来た子供たちを対象にしたクラスが設けられた学校があって、テストにパスできなかった子供さんはまず、そのクラスで、語学を身に着けます。幸い、アメリカでは娘は、テストに合格できましたので、現地の子供と同じように年齢を追うごとに、普通のクラスで普通に過ごしていました。
 しかしアメリカでは、駐在の日本人家族がここミュンヘンとは比べ物にならないほどいますから、外国人クラスに通う例はたくさん見てきました。そして、外人クラスの必要性も
解っていましたから、ハウプトシューレでの外人クラスも、なんら抵抗なく受け入れる事ができました。

 



 

 

 


 

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